読書のすすめの最近のブログ記事


私ベムが大学3~4年のころに読んだ当時初版だったジェームス・P・ホーガンの「星を継ぐもの」は、私が今まで読んだSF小説では最高傑作である。様々なSF小説がハリウッドで映画化されるなかで、どうしてこんな面白い話が映画化されないのか不思議なくらいだ。
 SFという以前にこんな面白い小説も少ない。全編説明してしまうと、せっかく薦めているのに、台無しなので、詳しくは書かないが、太陽系の火星と木星の間の小惑星帯がどうしてあるのか、月は地球の衛星としては巨大すぎないか。ネアンデルタール人とその後のクロマニヨン人に形質上の連続性がないのは何故かなど、当時の科学を総動員しながら、推理小説的でもあり、大ドンデン返しありのエンターテイメントである。
 「星を継ぐもの」は3部作で、一作目を読むと、続きを読まないではいられない。本当にお奨めの本だ。

年末年始休暇に入り、これまで読みたかった本をまとめて読んでいる。なかでも2ちゃんねる管理人ひろゆきの「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」は面白かった。


2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14)2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14)
西村 博之

扶桑社 2007-06-29
売り上げランキング : 1385

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


佐々木俊尚氏や小飼弾氏との対談も圧巻であるが、Googleや「はてな」の強みは技術力ではなく、企画力やマーケティングにあるという本質を鋭く描き出しているところに共感を覚えた。もちろん、両社の技術力が低いというわけではないが、ものすごく革新的かというと、私(元?技術者)にはそんな風には感じられないし、一般企業に比べて、実は「オープン」でも無い。

また、私自身があちこちで喋っているのと同様、インターネットの技術は10年前から進化していないという認識も合っている。つい先日、とあるアルファブロガーの方と話をしたときに、「人間の進歩より技術(≒インターネット、IT)の進化のほうがすごくないですか」といわれ、「もちろん、そりゃそうですね」と答えたものの、なんだかしっくりこない感じが残った。ひろゆきが指摘するように、「プログラム(コード)を書いたことが無い人にITの評価が出来るのか」という素朴な疑問だ。

ネットの開発者が経験を積んで、ユーザビリティが向上しているくらいがせいぜいなんだけど。