ベムのコラム: 2008年4月アーカイブ

 日本版の製作発表もあってご存知の方も多いだろうが、元ディズニーのCEOマイケル・アイズナーがオンライン通信向けに映像コンテンツ制作スタジオ「VUGURU」を設立し、第一弾プロジェクトとして製作したのが「Prom Queen」だ。
 
 プロムとはアメリカの高校生にとっての一大イベントである卒業記念パーティで、ここでプロムクイーンに選ばれることは女学生の最大の名誉。これを舞台にして様々なキャラクターな登場する。
 アイズナーはこのコンテンツをネット専用として製作し、コカコーラのプロダクトプレイスメントなどを導入し、マイスペースなどで展開した。この90秒×80話というスタイルは、ある意味非常に新しい。1編1編はむしろ短時間であることが、ネット社会でのザッピング型の視聴スタイルにはまりつつ、ユーザーの自己関与性つまり「のめりこみ」を誘発する仕組みになっていると思う。

 次世代のマーケティングコミュニケーションを開発していくために、従来の広告会社にはなかった機能やスキルをとり込んで機能再編をかける必要がある。
 そのひとつの視点に、従来コンサルティングファームがやっていたコンサル技術がある。企業はWebマーケティングを盛んに採用し始めたが、企業の組織編成そのものはまだ従来のマスマーケティングを前提にしたもののままである。宣伝や販促はそれぞれ部分最適を追及する訳で、スルー・ザ・ライン、全体最適に対応しているのもではない。
 先日の、レックス・ブリッグス氏の講演でも、企業がマーケティングROIを管理することが大切であると強調していた。マーケティングROIは、何をもってROIとするかという指標の設定と測定、そしてそれを管理、最適化していくための企業側の体制が重要である。測定は今の時代いくらでもできる。だが、ROIを測定するだけでは、何にもならない。「体温計だけでは病気は治らない。」というように、測定して、それに対処する仕組みが企業に必要なわけで、そうした仕組みづくりを提案するコンサル領域のスキルが重要になってきた。
 広告コンテンツ開発というアウトプット力を持った我々と、企業の組織体制のコンサル力をもった人たちとの協業が新たな価値を生む時代になったと思う。

 最近のソネットのテレビスポットは「光回線をテレビに繋いでアクトビラからオンディマンド放送を楽しもう。」という趣旨になっている。
 先日このブログでもNHKオンデマンドを取り上げたが、サイバーエージェントがアクトビラと提携し、芸能人のブログをテレビで閲覧できるようになった。(文字が小さくてちょっと読みにくいけど)

 現状の「アクトビラ」そのものは、「とりあえず始めました。」といった風情で、充実してるとは全く云いがたいが、これこそ単に入り口なので、これからいろんなサービスがここに集まってくると思われる。

 いろんなサービスとなると、その操作性いおいて今のリモコンではストレスがある。選択肢をひとつひとつ順番に送っていって決定しなければならないからだ。その点Wiiのコントローラーはテレビに接続しつつマウスなみのポインティングディバイスになっている。アクトビラがもっとにぎわうには、テレビリモコンの本格的なポインティングディバイス化が必要だと思う。

 今年の1月IABから動画広告に関するレポート「デジタル動画広告の概観」が発表されている。ある意味初めていろいろある動画広告フォーマットを体系化して、レギュレーションを整理したたいへん参考になる資料だ。
 
体系的に整理すると、インストリーム広告、インバナー広告、インテキスト広告に大別され、インストリーム広告もリニア動画広告とノンリニア動画広告に分けている。

http://www.iab.net/insights_research/iab_news_article/157448

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