海外広告市場の最近のブログ記事

MicrosoftによるYahoo!買収の話もあり、相変わらず話題が絶えないこの業界ですが、Googleから、2007年第4四半期(2007年10~12月)と通期(2007年1~12月)の決算が発表されました。

2007年通期の売上は約166億ドルで、2006年の売上約106億ドルに対して約56%増という大幅な増収です。2006年から2007年のインターネット広告市場の伸び率が25%程度(US)ということを考えると、さらにその成長の凄さがわかります。

Marketing Charts」というUSのサイトがあります。

マーケティングに関する様々なデータがチャート化されて公開されているだけでなく、いくつかのデータはExcelフォーマットで無料ダウンロードできる、データ好きにはたまらないサイトです。日本にはこのように様々なデータを取りまとめて公開しているようなサイトはなかなかなく、こういった点ひとつ取ってもUSは進んでいるなあとつくづく実感します。

さてその「Marketing Charts」でのデータですが、2007年のUSにおけるオンラインメディア等IT企業へのM&Aの取引高は過去最高の1100億ドル(79%増)に達したようです。
さらに、IT企業の中でも「Database Information Service」、「Education & Profissional Service」、「Consumer Magazine」へのM&A取引高は非常に大きく増加しています。

これが何を示すのか一概には言えませんが、これらのデータを読み解くことによって、2008年の業界動向を予測する上でのヒントになるのかもしれません。

思えば、2007年はGoogleのDoubleClick買収、MicrosoftのaQuantive買収、Yahoo!のRight media買収など、業界を賑わす様々なニュースがありました。2008年は何が起こっていくのか、さらにその先を見据えていくためには、様々な情報に目を光らせておく必要がありそうです。

例年通り、eMarketerから今年のオンライン広告市場に関する予想が出ているので紹介。

2008年は北京五輪と大統領選挙が行われる年であり、2007年度から29%成長の約3兆円(275億ドル)と予想されている。しかし、昨年、サブプライム問題でかなり米国経済が冷え込み、広告市場全体としては厳しいのではないかとする向きもあるようだ。しかし、マイクロソフトが10億ドル(約1,100億円)規模の広告予算の大半をオンラインへ投入するといわれており、計測可能なメディア(=オンライン)へのシフトは継続すると見られる。

なかでも一番注目を浴びているのは、米国ユーザの44%が利用するソーシャルメディア。今年は1,700億円(15.6億ドル)規模へ伸長すると推測され、MySpaceやFacebookという2強から分散が進む可能性もあるようだ。

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2007年の日本においては、PCではMixi、モバイルではモバゲーの一人勝ちとなったが、今年はどうなるか。目が離せない状況が続くだろう。

http://www.emarketer.com/Article.aspx?id=1005692

http://www.emarketer.com/Article.aspx?id=1005765