ブログ管理者: 2008年1月アーカイブ


 従来のメディアの文化で育ってきた人たちからすると、編集権が受け手側にあるようなネットメディア文化は、受け入れ難いのかもしれない。しかし世の中は確実に、従来のメディアの送り手に大きな変化を要求してくる。
 例えば新聞は、ある意味「どの記事を何段抜きで扱うか」、「見出しをどう打つか」が新聞が新聞たる所以である。それが、記事タイトルが並列され、興味があるものがクリックされる。記事の需要はみごとにはっきりする。

Yahoo! JAPANのIDがOpenIDに対応しました。

OpenIDは、サイトを越えて使用できる「認証システム」で、OpenIDに対応しているサイトならば、どのサイトでも、ひとつのIDでログインできる仕組みです。この「業界人間ベム」も含め、最近では、OpenIDに対応しているブログも増えてきました。

今までもYahoo! JAPANのIDを使ってログイン可能なサイトはいくつかありましたが、公式にOpenIDに対応することによって、OpenIDに対応しているサイトならどのサイトでもYahoo! JAPANのIDを使ってログインすることができます。

世の中様々なサービスがありますが、IDやPasswordの管理というのは結構面倒で、同じIDが取得できれば問題ないのですが、そういうわけにもいきません。新しいサービスが出ても、IDを取得するということが面倒で、登録を躊躇することもちらほらありました。

これまでもLivedoorがOpenIDに対応していたり、OpenIDの公式サイトでももちろんOpenIDを発行することができたのですが、まだまだ利用している人は少ないのかなというのが実感で、これによってOpenIDの利用者が増えると良いなと思います。

また、個人でちょっとしたネットサービスを作る際にも、OpenIDに対応すれば、Yahoo! JAPANのIDを持っているユーザーも利用可能になるとともに、IDやPasswordの管理といったセキュリティへの対応が少し楽になります。ユーザーからしてみても新たに個人情報を入力して登録するという面倒な作業がなくなり、両者ともに利便性が高まります。

そんなわけで、OpenIDというのが今後のネットメディアの広がりにとって結構大きなポイントになるのではないかと考えていて、特に新たに立ち上がるネットサービスの場合、OpenIDに対応しているかどうか、個人的にかなり注目して見ている今日この頃です。


追記
公式ページに書かれてますが、「OpenID2.0の仕様に対応したサイトにしかログインできません」とあるように、OpenID1.0仕様のサイトにはログインできないようです。

IBMのレポートで広告に関わる4つの変化、4つめは「広告インベントリー」、つまり広告枠在庫について・・・。

アドバタイジングインベントリー(広告枠)

『囲い込まれていた広告枠は現在オープンになってきている。スペースを利用可能にすることによって、効率的な差し替えを行っている。結果として半分以上の広告の専門家が、今後5年以内にオープンプラットフォームが30パーセントの広告収入を既存の放送局などから取ると予測している。』

 私ベムが「クロスメディア」というワードを始めて耳にしたのは、米国のインターネット広告協議会(IAB)(現在はインタラクティブ広告協議会)が2000年から始めたXMOS(クロスメディア・オプティマイゼーション・スタディ)の時である。(既に90年代からアメリカでは使われえていたワードだ。)
 これは基本的に「マスキャンペーンにネット広告をどの程度配分すると、目標とするマーケティング指標を最適化できるか」というコスト配分の最適化というもので、この調査で得たデータは、ブランドのベンチマークとして活用が可能だ。

IBMのレポート「我々の知っている広告の終わり」ので、広告のビジネス環境にかかわる4つの変化として取り上げられている「アテンション」、「クリエイティビティ」、「メジャーメント」、「広告インベントリー」。

今日は「メジャーメント」の部分だ。


 「アドテクノロジー」とはいったいどういうものか、その実態が認識できているマネージメント層はトラディショナルな広告会社にはほとんどいないように思う。

 テクノロジーといってもナノテクノロジーとかではないので、基本IT、特にインターネットの配信技術や、ブラウザをユーザーインターフェイスにしたオペレーション技術である。従来ネット広告をはじめとするアドサーバー技術など、主にメディアやアドネットワークを運営するメディアレップが駆使するものなので、日本ではエージェンシーが自らアドテクノロジーを使うという意識が今まであまりなかった。しかし欧米ではクライアントがアドテクノロジーを使う。当然エージェンシーがしっかり使えなければクライアントサービスができない。その実態を知って、急に「テクノロジー」と言い出したが、いずれにしてもITリテラシーが乏しい人にはこの実態が何かを想像することができない。

IBMのレポート「我々の知っている広告の終わり」の前段で、広告のビジネス環境にかかわる4つの変化として取り上げられている「アテンション」、「クリエイティビティ」、「メジャーメント」、「広告インベントリー」のうち、今回は「クリエイティビティ」の部分を訳して解説してみる。

 最近は、「コンテンツ」というワードがどこへ行っても聴かれるようになった。(かく云う私ベムも連呼している。)従来「ソフト」と呼んでいた概念のなかでも、もともと特定の器(メディア)があって、そこに入れる「内容」というニュアンスが強いのが「コンテンツ」という言い方だ。

 番組など制作サイドでは、自分たちの造っているのは「ソフト」であるということをいう人が結構いる。「ソフト」と「コンテンツ」。確かに何故「ソフト」といわずにわざわざ「コンテンツ」というようになったかを考えてみると、メディアが多様化して、いろいろなビークルが出現したが、皆中身に乏しい状況を踏まえて、「コンテンツが足りない」という状況を反映し、普及したワードかと思う。

 昨年IBMが2400人以上の消費者と80人以上の広告の専門家を対象とする国際調査を行なって出したレポート「The End of Advertising we know it」はじっくり読めば読むほど内容がある。広告ビジネスが極めて近い将来直面する環境が理解できるたいへん重要なドキュメントだ。

 まず、広告のビジネス環境にかかわる4つの変化として、
「アテンション」、「クリエイティビティ」「メジャーメント」「広告インベントリー」をあげている。


昨年のアドテクノロジーM&A合戦の中で、広告業界内の話でもあり、ダブルクリックやaQuantive に比べれば話題にはならなかったが、ピュブリシスのDIGITAS買収には注目をしていた。つまりピュブリシスグループはメガエージェンシーグループのなかでも特にインタラクティブを戦略的に、成長ドライバーにしようとしている感がある。そこへ今回のグーグルとの「デジタル広告分野での協力を深める」との提携発表である。