日本のアドテクは北米を目指せ

 米国から発信されるアドテクベンダーのいわゆる「カオスマップ(LUMAscapes)」に日本の企業がいない。何百というプレイヤーのなかにひとつやふたついてもいいと思うが・・・。

 「広告ビジネス次の10年」にも書いたことだが、デジタルとグローバルは表裏一体、コインの裏表の関係である。つまりグローバル化しないデジタル技術は生存できない。だから積極的な日本のベンダーやネット広告サービスはアジア進出をする。しかし、鎖国によって守られてきた日本市場もだんだん状況が怪しくなってきた。アジアに出て行っても肝心な日本市場から日本製がグローバル標準テクノロジーによって駆逐されてしまうリスクがある。

 僕は前から「難しいのは重々分かっているが、何としても米国のカオスマップに名前が入るように北米進出をすべきで、アメリカから日本に逆輸入するくらいでないと、結局日本だけの技術の限界が来る。」と言っている。

 立場を変えて見れば、日本に東南アジアや南米あたりから「アドテクで~す」と言って売りに来られても最初は抵抗があって、そうそう信用するわけにはいかないだろう。だから日本から北米に売りにいくことが簡単でないことは言うまでもない。少なくてもネイティブな人間が営業しないといけないだろう。

 「ネイティブな人間が営業する」という視点で言えば、これは資本政策も含んでのことになるだろう。
 
 米国で日本からのテクノロジーが成功するには、日本で起業しててはやはり難しいということかもしれない。
 
 
これまでの発想は、
1)日本で起業した > 2)なんとかビジネスになった、余裕でた。 > 3)さあ、海外進出

だったが、この流れではなくて、たぶん、こんな流れ

1)世界を制覇したいぞ(少なくともアメリカ制覇したいぞ)アイデアあるぞ > 

2)アイデアを引っさげてシード投資が受けられるように米国で様々なメンター、エンジェルを回るぞ

3)無事にテスト、アクセラレーター支援受けられたぞ、3ヶ月西海岸で缶詰 >

4)無事にデモが認められ、事業拡大、投資ラウンド2へ、、、、

つまり、グローバルのテスト市場として、日本を選んではいけない、という事。

日本の1億2000万市場で事業を立ち上げ、日本ターゲットでうまくいってしまうと、
そこそこ食えてしまえる。ここで頭打ちで終わりとなる。もがいてアジアに行って、体力使って、日本国内が海外産に食われて終わる。
米国のスタートアップは、ほんとうに飲まず食わずで、モニターの前に寝泊まりして、
メンターと投資家とモニターの前でずーっと指導を受け、開発についやし、投資を募る営業をする。

 日本にもアクセサレーターがどんどん出てきてはいるか、これらの日本のベンチャーファンドから出資を受けてしまうと、その時点で(有頂天になってしまうのだろうけど)グローバル展開が出来ないという烙印になるんだと思う。

 むしろ、自力で米国で活躍できなくても「買わせる立場」になって、強力な外資に買収させるEXIT目標を持って、東証上場など目もくれず、外資傘下の懐に食い込んで行って、彼らのなかに入り込んで、グローバルプレイヤーとして立ち上げる成功例があるといい。

 というDINYの榮枝と会話をブログに上げてみました。

ちなみに、参考本あります。

http://goo.gl/Ekjo2q

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 日本のアドテクは北米を目指せ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://g-yokai.com/mt/mt-tb.cgi/3349

コメントする

ブログ記事 アーカイブ