メディアはどうして1票の格差を論じないのか。

今回の参議院選挙でも、また1票の格差は拡がった。「民主党惨敗」とメディアは報じるが、実際には「1人区で惨敗」で、議席数と得票数は比例しない。
 最大5倍に拡がったこの格差は、到底容認できるものではない。しかしこれについてメディアはほとんど報じようとしない。
 たしかに都市部と地方の格差は問題である。しかし、1票の価値でその格差を埋めようというのはあり得ない。
普通の感覚では、格差は2倍以上あってはいけない。5倍なんていうのはとんでもないことで、これを放置する日本には本質的に民主主義が根付いているとは思えない。特にメディアがこれを報じないのは、根本的に地方の議員数偏重を容認したいのではないかと疑いたくなる。
政界にも議員数削減が議論されることが多くなったが、(これこそポピュリズムの極み)それが1票の格差を是正するためだという意見を聞いたことがない。
 都市部の投票率が低い原因のひとつには、自分たちの1票の価値が低いことにも起因しているようにも思う。
 選挙が終わったあとの「総括」として、このタイミングで1票の価値について検証しないのでは、ずっと改善されない。ここは、裁判所は思い切って、「無効」の判決を出して、まじめに是正させることを促す必要があるのではないか。

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コメント(1)

ブツブツオヤジ   2010年7月27日 09:44

おはようございます。
全くおっしゃるとおり!!だと思います。
いっそ、地方選出国会議員をなくすとか。どうせ、彼らがいう「地方の声を国会に」はやれ道路つくれとか橋かけろとか、農・魚協助成とか、利権がらみだし、それぞれの地方が自らやれば済む話ですから。
あと、マスコミ。在京キー局が一票の格差解消をまじめに報じても、やくざな地方議員とつるんでる、これまたやくざな田舎マスコミは無視する、そうするとキー局は経営上困るという構図があるんでしょうね。
まぁ、この国で民主主義を求めても所詮、「もらいもの」だし。賢者による独裁、これが魅力的に思えてしまう状況が異常なんでしょうけど。

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