情報物流網

 高校の同級生で某地方新聞社に勤めている友人がいる。地元に帰ればたいへんな有力企業であり、東京で営業部長の彼もいっぱしの名士である。
 しかし、広告大不況のなか、選挙で何とか前年並み近くにも持ち直した営業成績も9月以降はまたどん底だという。
 私は、新聞社という業態は、大きな変革を要すると思う。特に日本のように新聞販売店網を確立し、毎朝毎夕新聞を宅配しているという事業体は、欧米のそれとはずいぶん違いう。この販売店網を足かせと考えるのか、またこれこそ武器と考えるかである。
 新聞販売店網は、ある意味情報物流網として可能性をもっている。また地域のマイクロ広告を集稿する代理店網としても可能性をもっている。

 地方紙では、販売店で雑誌を販売する代わり出版社からコンテンツをもらって紙面をつくる動きもあるようだ。雑誌のコンテンツを10段で再編集して、記事下5段スペースをつくって、そのコンテンツに見合った広告主を探す。出版社に対してはその雑誌を新聞販売店で拡販する。地方では(都市部でもだが・・・)書店が次々になくなっている。コンビニはあるものの届けてはくれない。特に美容院などでは、書店が潰れて雑誌を届けてくれなくなっているので、わざわざコンビニに買いに行っているケースも多いらしい。そんな美容院店主からすれば、新聞屋さんが届けてくれるのは有難い。出版社も販路が増えていい。
 この新聞販売店の情報(情報だけでないかも)物流力が、今後の生き残りの鍵になるかもしれない。

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