研修用問題の答え合わせと解説 その1

さて、問題だけ出しておいて解答例を示さないのはいけないので、ベムが正解とした答えを公開しましょう。問題を書いた前回のエントリーでも言ったように、この問題は、これだけが正解と特定できる良い問題ではない。正解はいくつかあって、その範囲内はみな正解とした。

①経済産業省発表の「情報流通センサス」レポートによると、平成7年から平成17年までの10年間に消費情報量は○○倍に、選択可能情報量は○○○倍になっている。

消費情報量は            13倍

選択可能情報量は        410倍

選択可能情報とは、スタンバイされていてアクセスすれば取得可能な情報ということ。もちろんインターネットによってこの情報は爆発的に増加した。
実際に消費されている情報量も10年間で13倍になっており、この情報量の爆発的拡大が情報の受け手をして、その取得態度を根本的に変えてしまったといえる。

②情報量が爆発的に増えたこと予想される消費者のメディア接触態度の変化とは何か。

情報は興味関心が生じたときに、こちらから取りに行くものという意識が定着し、プッシュされてくる情報に常に耳を欹てることがなくなった。よって関心のスイッチが入るか入らないかによってあからさまな差がでるようになった。

これは、解答のひとつの方向性。あまりに情報が多いので自分にとって有益だったり、楽しめたりする情報(自分向けの情報)でないものが過大になって、すべての情報を受け取ろうとすると神経が磨り減るので、スイッチをオフにしている状態が想定される。一方、ネットによって世の中には自分の知りたいことはどこかに必ず格納されていることを認識しているので、普段はオフでも何か琴線に触れる刺激で関心が顕在化すると、能動的な情報取得行動が引き起こさせるようになった。
つまり、従来の送り手の論理で一方的に送りつける「広告情報」は、テレビが点いていても届いていないことが想定できる。

③コミュニケーションが送り手主導から受け手主導に変化していることを象徴している通信手段とは何か。その理由も記せ。

手段:メール

理由:受け手の都合に合わせて通信が行われる、受け手が送り手の時間に合わせる必要がない受け手主導の通信手段だから

これはもちろんインターネットでも正解。正解範囲の広い問題。
ここではメールと電話という通信手段との対比で、この送り手主導型から受け手主導型コミュニケーションの象徴的なものであることからメールとしている。

④世界中で書かれるブログのうち約37%が日本語で書かれているといわれる。その要因と思われることを、ふたつ記せ。

・日本人の気質として、日記の記述を好みかつ継続する傾向が強いため

・日本語のブログの多くがケータイブログである。日本のケータイネット文化がすすんでおり、ケータイのカナ入力がむしろアルファベットより記述しやすいため

前回の問題に38%と書きましたが、37%が正解でした。失礼しました。
これもまた何とでも書ける問題。
日本人の気質が本当にそうかなんて証明しようもないのにこういう解答例でたいへん恐縮ですが、ここでは特に携帯によるブログが日本語記述のブログを促進していることを書いて欲しい問題。もうひとつは何でもOK。解答者の見識とセンスしだい。

⑤ネット上で話題になっているかどうかをブログやSNSでのキーワードを探索することで調査する技術を提供している企業ないしテクノロジー名称をふたつ記せ。

これもたくさん答えがある。
もちろんテクノラティ、グーグルもそうだし、kizasi、ホットリンク、niftyやBiglobeも提供しています。

  
  後半の解答例は次回に・・・。

 ああ、それからスケダチさんからメールで、第六問の「アドワーズとアドセンスはどちらが、直接的な効果があると思われるか」という出題に対して、

「これ、もしかして、アドワーズ=検索連動型広告、アドセンス=コンテンツ連動型広告、になってませんか。アドワーズは広告主向けのサービスで、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告も、広告主向けサイドから見たらアドワーズ、です。アドセンスは媒体社がGoogleから検索結果やサイトのコンテンツの内容にあわせた広告配信を受ける仕組みのことをさします。
なので、対象者が違うので効果がどちらが高いか、という質問にはあたらないのかと思いまして。」

という貴重なご意見をいただきました。
ご指摘のとおりで、おっしゃるようにアドワーズ=検索連動、アドセンス=コンテンツ連動と解釈して、これで通じると思って出題しているのでご勘弁を・・・。

(全く私のメールに返信してこないくせに、こういう時だけ文句言ってくるやつだ。(笑)しかしこういうレスポンスはうれしいですね。どんどんご意見ください。)

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